富士山に登ってきました【準備編】
こんにちは、もちです。
8月末に富士山登頂してきました!
今回は登るに至ったきっかけ、選んだ富士山ツアー、実際にした準備などをお話していきます。
きっかけは些細なこと
6月のある日、いつものように推しのインターネット配信をBGMに仕事をしていたところ、推しが富士山の話を始めました。なんでも『就活の面接を富士登山の話で乗り切った』というのです。
驚きました。推しは文化部系の超インドア派です。そんな推しが富士山登頂できるなら在宅ワーカー万年運動不足の私もいけるんじゃないか?
考え出したらもう止まりません。富士山、ふじさん、フジサン、Mt.Fuji……
ここのところ、去年できていたことが今年以降もできるかわからないというのを痛感していました。生活や環境や身体が来年も整っているという保証はどこにもないのです。やりたいと思ったら今すぐやらねば。
よし!富士山登っちゃうぞ!
御来光を頂上で見ないツアーに申し込む
やる気十分とは言え、初心者一人で登頂できるとは思えなかったのでツアーを探しました。
色んなツアープランを見ましたがどの富士山ツアーも上級者向けです。お客40人に対しガイド1人の超格安ツアー。明け方から富士山に登り始め昼に登頂して夕方に帰る日帰りツアー、ガイドはおらずバスと山小屋だけの自力ツアーなどなど。
そんな中で私がいいなと思ったのは、四季の旅さんの『登頂率No.1の究極の富士登山』というプランでした。
御来光を吉田ルート8合目で見る代わりに、深夜の登山を回避し睡眠時間をしっかり取る。ガイドも10人に対し1人ついてくれるので、皆のペースについていけず置き去りにされる心配はなさそうです。
登山前に神社にお参りする予定なのも好印象でした。敬意を払うのは素敵なことだと思います。
めっちゃ褒めてますが四季の旅さんの回し者ではありません。
土日はほぼ完売していたので、8月末の平日に登ることにしました。平日は山自体も空いていて登りやすいようです。天気に恵まれることを祈りつつ申し込みました。
富士山に登るまでの準備
登ると決めてから2ヶ月ほどあったので、その間にやったのことが3つあります。
- 調べる
- 体力をつける
- 道具を揃える
でした。順番にご紹介していきますね!
1.調べる
まずは『富士登山』についてネットで調べました。登山に揃えるべき道具、富士山のニュース、私が登る吉田ルートの写真、つらかった話、楽しかった話、色々見ました。さすが日本一の山、登っている人がたくさんいるので情報が山のようにあります。山だけに。
その中でも以下は本当に参考になりました。
登山道のお写真多めなのはまじこのブログさん。どんな道なのか感覚が掴めました。
アイデアだ!さんは5年前に四季の旅ツアーで富士登山されていました。同じツアーに参加された方のお話を拝見できて心強かったな〜!私も誰かの参考になれたらいいな。
あとは漫画『ヤマノススメ』を読みました。女子高生たちが楽しくしんどく登山するお話です。アニメ化もしています。
作中で2回富士山に登るのですが、1回目が衝撃でした。単行本3巻に収録されています。
追記:登頂後、Googleストリートビューで富士山の道を歩くことができると知りました。山道の感覚がつかみやすいです。おすすめ。
2.体力をつける
私は在宅ワーカーのため1日中家から出ない日もあります。万年運動不足に加え、平均より体重も多め。途中でへばらないよう体力をつけていくことに。
まずは基本として、簡単な筋トレをする・ジムのランニングマシンで傾斜をつけて1時間歩く・駅では階段を使うところから始めました。
最初の頃こそゼーゼーと息切れしていましたが、1ヶ月も続けると息切れもしなくなりました。日常的に「疲れにくくなったな〜」と感じるほど体力がついてきました。副産物に3kgほど痩せて嬉しかったので、脂っこい食事を控えるようになり体調が良くなりました。
3.道具を揃える
元々持っているものを使いつつ、足りないものを買い足していきました。
10年前から使っている登山靴を履いていこうとしましたが、登山靴の寿命は3〜5年でそれ以上使っていると靴底の接着剤が剥がれてしまうのだとか。し、知らなかった!
登山中に靴底がペローンと剥がれたら大変なので新調しました。試着の際に登山用靴下を履いて選んだのでサイズもピッタリです。
私は諸々購入しましたが雨具やザック(リュックサック)や登山靴をレンタルもできるので、借りてみるのも全然ありだと思います!
私が実際に富士登山に持っていったものはこちら。
左から時計回りに、ドライ素材の長袖シャツ・ドライ素材の長ズボン・30Lザックとザックカバー・軍手・登山用靴下・フリース長袖・雨具上下・ミニポシェット・財布・ヘッドライト・ウエットティッシュ・サングラス・日焼け止め・モバイルバッテリー・手拭い・マスク・常備薬・歯磨きシート・カイロ・コンタクト・耳栓・ゴミ袋・行動食・トレッキングポール。あとは登山靴ですね。
四季の旅さんの富士登山ツアーでは山で使わないものや不要なものはバスに置いていってOKだったので、写真とは別に下山後の着替えなどをエコバッグに入れて置いていきました。
当日朝から登山開始まで
色々準備したけれど前日は緊張で全然眠れませんでした。
当日朝、ガチガチに緊張しながらツアー受付をしてバスに乗り込みます。
四季の旅・添乗員さんとバス運転手さんのご挨拶が終わり、旅のしおりをもらって読んだりしているとあっという間に北口冨士浅間神社に到着。無事に登頂できるよう祈ります。
お守りも買いました。富士山周辺神社で今流行りの神紐・神玉です。
7つの神社で神紐・神玉がお受けできます。神社毎に違う色の神紐、富士山チャーム付きでかわいい!神玉には各神社の名前が刻まれています。カスタムして自分だけのお守りを作ろう。
その後富士山ガイドさん2名と途中合流し、富士スバルライン5合目へ!
ここが吉田ルートのスタート地点になります。すでに標高は約2,300m。身体を高地に慣れさせるため1時間ほど滞在します。
ツアーの皆さんと解散して自由時間になったので、まずは富士山保全金を納めました。
その後冨士山小御嶽神社にお参りし、隣の富士山みはらしでお昼ご飯。
ふと周りを見回すと、皆トレッキングポールを持っていることに気がつきました。バスの中でガイドさんが「トレッキングポールはあったほうがいい。金剛杖でもいいけど少し重い」と話していたのを思い出しながらうどんをすすります。
ちょうど富士山みはらしにmont-bellコーナーがあったので急遽トレッキングポールを購入。これが最後の下山まで役に立つとは、この時は思いもしませんでした。
あっという間に1時間が経ち再集合。
ガイドさんの「1グラムでも軽く」の元、改めて荷物整理が行われました。片手で持てる重さが目安なので、念の為でザックへ入れた着替えなどを出して預けてしまいました。その時は「本当に置いていっていいのかな……」と不安に思ったのですが、結局最後まで必要なかったです。
ガイドさんからトレッキングポールの長さ設定やザックのベルト調整、高山病にならない呼吸法をレクチャーされていよいよ出発。
つらくて楽しい登山の始まりです。
後編はこちら。